ジャーナリスト 堤 未 二〇一四年六月十八日。 「児童ポルノ禁止法改定法」が参議院本会議を通過した。 漫画とアニメは「表現の自由侵害」に拝領して規制対象外となったが、自らの性的好奇心を満たす目的でのデジタル画像を含む児童ポルノ所持には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を伴う刑事罰が導入される。 警察庁のデータでは、去年1年間に児童ポルノ禁止法違反の検挙数は1644件、被害児童数は646人、うち小学生以下の児童は92人だ. いずれも過去最多だが、果たして今回の改定法に抑止効果はどれ程期待できるのか? ...